症状について
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ロコモティブシンドロームとは、筋肉や骨などの運動器の障害による要介護の状態や、要介護リスクの高い状態を表します(日本整形外科学会が2007年、提唱)。ロコモティブは骨や関節、筋肉、神経など体を動かす組織すべてを指す「運動器の」という意味です。それがうまく機能しなくなった状態を、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)と言います。 |
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悪性骨腫瘍には、10歳代に発症しやすい骨肉腫に代表される原発性骨腫瘍と、肺癌や乳癌の骨への転移に代表される転移性骨腫瘍があります。悪性骨腫瘍全体 では転移性骨腫瘍が大半を占めます。各腫瘍に特有な症状はありませんが、けがをしないのに痛みや腫れが出現し、長く続いたりすることが多いようです。骨がもろくなり、骨折して発見されることもあります。原発性骨腫瘍は膝や股関節、肩などの近くに生じることが多いのですが、転移性骨腫瘍は脊髄にも高頻度に出 現します。 |
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良性骨腫瘍とは、骨に発生した腫瘍のうち、転移などを生じて生命に悪影響を及ぼすことがないものの総称です。 骨軟骨腫、内軟骨腫など その種類は20種類以上あります。膝や股関節周囲、手の骨に発生することが多く、運動や歩行時の痛みで気付かれたり、骨の隆起や、骨折を生じて発見される こともあります。痛みはほとんどが軽度で非進行性ですが、夜間痛など強い痛みを伴うものもあります。 |
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通常、四肢や体幹部の“しこり(腫瘤)”、あるいは“はれ(腫脹)”として気づきます。大きさは、米粒大のものから直径20~30cmを超える巨大 なものまでさまざまです。痛み(自発痛や圧痛)を伴うこともありますが、多くは無痛性です。良性が多いのですが、急速に大きくなるものや5cmを超える硬 い腫瘍は悪性の可能性がありますので注意が必要です。 |
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「骨粗鬆症」とは骨の量が減り、質も劣化して、骨の強度が低下して骨折を起こしやすくなった状態です。骨粗鬆症になっても痛みはないのが普通です。しかし、ちょっとしたはずみで背骨が骨折したり、転んだときに手首、もものつけ根、腕のつけ根などの骨折が生じやすくなります。 骨折すると、その部位が痛くなり動けなくなります。背骨が一つ、また一つとつぶれていくと、背中が丸くなったり、腰が曲がったりして、歩きづらくなってきます。 |
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暴飲暴食した翌朝、急に足の親指のつけ根が赤く腫れて痛くなることがあります。安静にしていても風が吹いても痛いということで、このような名称で呼ばれています。他には、足関節、足の中、アキレス腱のつけ根、膝、手関節にもおこることがあります。関節以外では、耳介の痛風結節や尿路結石などができます。また、生活習慣病(肥満や高血圧など)を合併することも少なくありません。何度もこの発作を経験している人は、発作の前兆を感じることがあります。 |
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最初は両方の手や足の指の関節が対称的に腫れて、とくに朝、こわばるようになります。また人によっては膝関節や股関節など大きな関節にも病変が進み、水が溜まり、動きにくくなり、痛みのために日常生活に困難をおぼえるようになります。どの年代でもおこりますが、特に30~40歳代の女性に多く発症します。軽症の人もいれば重症の人もいて症状も多彩です。早めの診断・治療が必要です。関節リウマチは、関節だけの病気ではなく全身病ですので、貧血症状がでたり、体がだるくなったり、微熱がでることもあり、こうなると症状が悪化します。 |
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